2020/07/31

報道関係各位

NPO法人大丸有エリアマネジメント協会
一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
三菱地所株式会社

Marunouchi Street Park 2020
人流データにより人々の動きをライブ配信

人の動きをサイト上にリアルタイム表示、今後のイベント運営やオープンスペース運用等にも活用予定

2020年8月6日(木)~8月10日(月・祝)

大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり3団体(*)の一つであるNPO法人大丸有エリアマネジメント協会と一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会及び三菱地所株式会社は、「Marunouchi Street Park2020」を7月27日(月)~9月6日(日)の期間に丸の内仲通りにて実施中です。本社会実験は新型コロナウイルスの影響を考慮し、密集・密閉・密接を避ける新しいライフスタイルを提供すべく、屋外空間である丸の内仲通りを活用し「そうだ!ストリートに出よう!!」をテーマに3つのコンセプト「Urban Terrace⁺」「Cozy Green Park」「Open Air Office」にブロック分けをし、開放的な道路空間を提供。それぞれの空間の利用状況やワーカーや来街者の行動測定などスマートな取り組みを推進中です。

「Marunouchi Street Park 2020」

実施期間中、新たな取り組みとして、8月6日(木)9時~8月10日(月・祝)9時の間の人流データを計測し、得られた人流データは誰でもアクセス可能なホームページ上にてリアルタイム投影します。

本実証実験は、「Marunouchi Street Park 2020」の「Cozy Green Park(コージーグリーンパーク)」ブロックにおいて、3Dレーザーセンサーを用いて人の動きを計測することで、道路の芝生化に伴い人の滞在時間・数・歩行速度・軌跡等にどのような変化があるかを検証するものです。計測期間中は、「Cozy Green Park」内の人の動きを「Marunouchi Street Park 2020」のホームページ(URL:https://marunouchi-streetpark.com)にリアルタイムに投影。来街者は事前に丸の内仲通りの疎密状況を判断することが可能です。また、計測した人流データを運営サイドで共有・分析することで、短期的には「Marunouchi Street Park 2020」の運営・設営面に活用し、長期的にはウィズコロナ状況下、密を避けるためのオープンスペースの運用方法に活用してまいります。
これからの大手町・丸の内・有楽町は、多様な来街者が最適な時間に集まり、交流して価値を生み出す舞台と変わっていきます。大丸有地区では、ウォーカブルなまちとしての可能性を追求してまいります。

3Dレーザーセンサーのイメージ

(*)「一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有協議会)、NPO法人大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア)」の3団体は連携して大丸有地区のまちづくりを推進しています。

実証実験 実施概要

【名称】Marunouchi Street Park 2020人流データ計測
【実施日時】2020年8月6日(木)9時~8月10日(月・祝)9時
【実施場所】丸の内仲通りMarunouchi Street Park 2020Cozy Green Park内
【主催】Marunouchi Street Park実行委員会
【協力】株式会社日立ビルシステムPacific Spatial Solutions株式会社
【URL】https://marunouchi-streetpark.com
【内容】「Marunouchi Street Park 2020」の「Cozy Green Park(コージーグリーンパーク)」ブロックに11台の3Dレーザーセンサーを設置して人の動きを計測し、道路の芝生化に伴い人の滞在時間・数・歩行速度・軌跡にどのような変化があるかを検証します。3Dレーザーセンサーによる人流データ計測は、プライバシーが考慮された人検知方式のソリューションで実施します。本ソリューションは株式会社日立ビルシステムが提供します。得られた人流データはMarunouchi Street Park 2020のホームページでリアルタイムに確認することができ、丸の内仲通りにいなくとも、疎密具合を確認することができます。

人流データのホームページ投影イメージ

「Marunouchi Street Park 2020」について

【名称】Marunouchi Street Park2020
【実施日時】2020年7月27日(月)~9月6日(日)11時~21時※24時間車両交通規制実施
【実施場所】丸の内仲通り丸の内側3ブロック
【主催】Marunouchi Street Park実行委員会(NPO法人大丸有エリアマネジメント協会/一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会/三菱地所株式会社)
【後援】千代田区
【URL】https://marunouchi-streetpark.com

【実施内容】
新型コロナウイルスの影響を考慮し、「そうだ!ストリートに出よう!!」をテーマに、丸の内仲通りを3つのコンセプト①「Urban Terrace⁺」②「Cozy Green Park」③「Open Air Office」にブロック分けをし、それぞれの空間の利用状況やワーカーや来街者の行動について検証。道路空間の新たな利活用に向けた社会実験を実施します。

【検証内容】

  • 街区ごとの利用状況
    「Urban Terrace⁺」「Cozy Green Park」」「Open Air Office」それぞれの空間の利用状況を利用者や沿道地域などを対象としたアンケート調査を行い、満足度やニーズなどについて検証します。
  • 隣接店舗の屋外客席利用について
    店舗内の密を避ける取り組みとして、一部沿道沿いの店舗の屋外客席の拡大を行います。
  • 人の行動分析
    夏の仲通りの人の歩く速度や軌跡、滞留の状況をセンサーなどを用いて実測します。
  • 温熱環境の計測
    天然芝やドライ型ミストを設置した空間にどの程度の酷暑環境改善効果があるか検証します。
  • 安全性を保つ場の運営
    衛生面や、ソーシャルディスタンスなど新しい生活スタイルに沿った場の利用について継続的に安全で快適な空間を保つことが出来たかを検証します。特設ウェブサイトでは、リアルタイムで各ブロックの混雑度が確認可能な「Social DistanceMAP」を導入しています。

「Marunouchi Street Park 2020」に関する報道関係者からのお問い合わせ先
大手町・丸の内・有楽町地区街づくりPR事務局
共同ピーアール(株)PRアカウント本部9部 担当:内山・前山・高橋
TEL:03-3571-5236 FAX:03-3571-5380
E-mail:tokyo-omy-pr@kyodo-pr.co.jp

【ご参考】三菱地所が推進するポスト・コロナ時代のまちづくりと多様なワークスタイル・ライフスタイルへの対応

三菱地所が考えるポスト・コロナ戦略の全体像については、2020年7月16日付の下記リリース(抜粋)のとおりですが、本リリースの取組み「Marunouchi Street Park 2020」は次頁赤枠に該当いたします。

ポスト・コロナ時代のまちづくりを加速
~丸の内は「就業者28万人×8時間」から、「多様な就業者100万人×最適な時間、交流する」まちへ~
~センターオフィス以外にも多様なワークスタイルに対応し、トータルにサポート~

三菱地所は、2020年代における丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町地区)のまちづくりを「丸の内NEXTステージ」と位置づけ、『丸の内Reデザイン=人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台づくり』をスタートしています。今般、東京都内に勤務する一都三県在住の約15,000人のオフィスワーカーにアンケートを実施、アンケートで得られた個人や企業の意識変化を踏まえながら、ポスト・コロナ時代の新しいまちづくりやワークスタイル像を抽出、今後の東京・日本をリードするまちづくり・ワークスタイルを提案いたします。

1.ポスト・コロナ時代のまちづくり

東京・丸の内エリアを『就業者28万人が毎日8時間×週5日過ごす場』から、『多様な就業者100万人が最適な時間に集まり、交流して価値を生み出す舞台』に変えていきます。

【15,000人就業者アンケートから予測されるポスト・コロナのワークスタイル・オフィスニーズ】

①業務内容に応じ、オフィスとテレワーク(オンライン)を柔軟に使い分ける
②センターオフィス(1stプレイス)、自宅(2ndプレイス)、3rdプレイスを柔軟に選択
③フェイストゥフェイスでしか得られない価値(創造性・偶発性・チームビルディング)をオフィスに求める
⇒企業では、こうした変化に対応するセンターオフィスの戦略的な選択、変革の動きが予想されます。

・調査方法:インターネット調査
・調査対象:東京都に勤務する、一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住のオフィスワーカー※工場・店舗勤務者や、パート・アルバイトは除外
・有効回答数:14,522サンプル(男性64.8%、女性35.2%)
・調査期間:2020年6月19日~6月23日
・調査委託先:株式会社マクロミル

●まちづくりの方向性

・場所や時間を柔軟に選択するワークスタイルが進むなか、これからの「センターオフィス」は、イノベーションや価値創造を生み、人・モノ・情報・時間を共有する“ハブ拠点”としての求心力を高める等、一層の高度化が求められます。
・当社はワークプレイスのプロとして、企業のオフィス変革をサポートするとともに、丸の内エリアのまちづくりで培ってきた、企業・人材の集積と交流機会、“働く”に留まらない来街目的の多様化、安全・安心・清潔・快適の追求に加え、フレキシブルに利用できる空間づくりを進め、ワークスタイルの多様化に応えていきます。
・交流拠点を充実させるほか、空間を複数の人や企業でシェアする、時間によって用途を変えるなど、まちの使い方を高度化・複層化し、コロナ禍以前よりも更に多様な交流と価値創造を目指します。

●具体的な施策

これらの施策を、まちのDX化(デジタルトランスフォーメーション)、スマートシティ化と一体的に、エリアマネジメント・運営管理の高度化を通じて進め、ワークプレイスとしての価値向上と、健康、環境共生、文化等、時代変化に対応するアジャイル型で取り組み、まちを訪れる「価値」「意味」を提供します。

2.多様なワークスタイル・ライフスタイルへの対応

センターオフィスにおける価値向上と同時に、住宅のワークプレイス化、どこでもオフィスになる「テレキューブ」の設置拡大、地方と都市の新たな関係を生み出し、新しい働き方を提案するワーケーション事業の推進等、三菱地所グループを挙げて、多様なワークスタイルを支える、トータルな価値提供を進めます。

「ポスト・コロナに関するまちづくり」に関する報道関係者からのお問い合わせ先
三菱地所株式会社 広報部 TEL:03-3287-5200

プレスリリースファイル

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