大丸有エリアのイベントに掛け合わせ、東京の“伝統的な江戸の情緒”を現代に アップデートする「江戸にひかり大丸有」コンテンツを展開
2025年12月02日

大丸有江戸情緒創出推進協議会(構成団体:大丸有エリアマネジメント協会、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、三菱地所株式会社)が主催する「江戸にひかり大丸有」は、東京都の「江戸情緒あふれる景観創出事業」に採択され、2024年度よりスタートした取組みです。
本取組では、国内外の旅行者が何度でも訪れたくなる、深い歴史を持つ文化都市を目指すことを目的に、現代のオフィス街では見えにくくなった江戸時代からの歴史に焦点を当て、伝統的な江戸の情緒と景観を現代にアップデートして、様々な江戸・和に関連するコンテンツを継続的に展開しています。
本記事では、「江戸にひかり大丸有」で展開していた“和傘”を、大丸有エリアの様々なイベントで活用した取組みについてご紹介します。
<和傘を活用した連帯イベントについての報告>
夏祭り会場に「和傘フォトスポット」を設置。来場者のSNSシェアを促す、夏の風物詩を愉しむ装飾として和傘のオブジェやライトアップ演出を展開し会場を盛り上げました。
1.丸の内夏祭り




【名称】丸の内夏祭り
【場所】行幸通り
【期間】2025年7月25日(金)~26日(土)
【主催】大手町・丸の内・有楽町夏祭り実行委員会
【協力】大丸有江戸情緒創出推進協議会
【内容】
大丸有エリアの企業関係者や就業者、来街者の皆様に、
日本の“夏の和の文化”や“涼”を身近に感じていただくことを目的に、「丸の内夏祭り」が開催されました。
イベントでは、伝統的な盆踊りを中心に、日本や丸の内ならではの夏の風情を感じられる多彩な催しを展開。
なかでも、和傘を使った幻想的なイルミネーション演出が会場を彩り、夏の風物詩として訪れる人々を魅了しました。
また、和傘を活用したフォトスポットでは、多くの来場者が写真を撮影し、SNSに投稿。これにより、イベントの魅力が広く拡散され、認知度の向上や参加者の増加、さらには街の魅力発信にもつながりました。
特に「TOKYO MARUNOUCHI」オブジェと和傘によるフォトスポットは常に撮影待ちが発生するほどの人気を博し、一般来場者によるSNS投稿も多数見受けられるなど、「丸の内」エリアの魅力を発信する好機となりました。
2.大手町縁日


【名称】大手町縁日
【場所】大手町フィナンシャルシティ
【期間】2025年7月31日(木)~8月1日(金)
【主催】大手町・丸の内・有楽町夏祭り実行委員会
【協力】大丸有江戸情緒創出推進協議会
【内容】
今年で9回目を迎えた「大手町縁日」は、オフィスビル内で開催されるユニークなイベントとして、縁日ならではの“あそび”に加え、
星のや東京やサントリーの協力による“趣”や“本物感”のあるコンテンツを展開しました。中でも、会場の雰囲気を一層引き立てる演出として、
「江戸にひかり大丸有」で使用された和傘を活用した照明付きのフォトスポットを、大手町フィナンシャルシティ1階に設置。SNSでの拡散力向上を狙い、
近年増加傾向にあった女性客をターゲットに据えた結果、初日から浴衣姿の女性来場者が多く見られ、イベントの活性化や参加者満足度の向上に大きく寄与し、イベント自体を盛り上げる効果をもたらしました。
▼和ルミネーション®実行委員会Instagramより

3.東京味わいフェスタ2025 ~TASTE of TOKYO~




4.和ルミネーション





【名称】和ルミネーション2025
【場所】大手町仲通り
【期間】2025年10月31日(金)〜11月1日(土)
【主催】和ルミネーション実行委員会
【協力】大手町ファーストスクエア/大手町フィナンシャルシティ/株式会社産業経済新聞社/株式会社サンケイビル/東京建物株式会社/株式会社読売新聞東京本社/株式会社こまいぬ企画/パレットプラザ大手町フィナンシャルシティ店/三菱地所プロパティマネジメント株式会社/大丸有江戸情緒創出推進協議会
【内容】
今年で8年目を迎えた「和ルミネーション2025」は、6人の市民プロジェクトから始まった“まちに灯りをともす”取り組みを原点に、和傘の柔らかな灯りで大手町の夜を彩るイベントとして進化してきました。大名屋敷が並んだ江戸の中心地という大手町の歴史性と、現代の開放的な都市空間が交差するこの場所で、和傘を行灯に見立てたライトアップが訪れる人の足を止め、まちの魅力に気づくきっかけを生み出しています。
今年は象徴的な和傘の灯りに加え、伝統芸能パフォーマンスやワークショップなどコンテンツを強化。特に初日には、東京藝術大学出身者や伝統芸能を修めた若手精鋭で構成され、千代田区観光協会文化観光大使も務める次世代型伝統芸能集団「禮(REI)」が登場。
箏・三味線・篠笛・尺八・日本舞踊による本格的な表現と現代的な感性を融合した舞台が、和傘の灯りと響き合い、来場者に“懐かしくも新しい和”の世界を体感させました。
さらに、フォトスポットとしての和傘の存在感はSNS投稿を促し、寄書き行灯や写真プリントサービスといった“思い出を持ち帰れる仕掛け”も相まって回遊性と満足度が向上。
初の土曜開催も追い風となり、光・音・舞が交わる特別な時間を多くの来場者に届け、地域のにぎわい創出と認知拡大に効果的に寄与しました。
千代田区観光協会文化観光大使
禮(REI)
HP:https://komainukikaku.com/1-1
Instagram:https://www.instagram.com/rei_traditio



■「江戸にひかり大丸有」とは
現代のオフィス街では気づきにくい、江戸時代からの歴史に「ひかり」を当て、伝統的な江戸情緒を現代にアップデートして見せる「江戸にひかり大丸有」は、
忘れかけていた江戸文化の美しさを街中で発見する、息の長い取り組みです。各種イベントを通じて、顕在化していなかった歴史や文化の周知を行います。
2024年度の取組についてはこちら!:https://tokyo-omy.jp/press-release/press-release-1722/
なお、徳川家康による江戸城下の壮大な都市計画にはじまり、まちの礎を築いた277年におよぶ大丸有エリアの江戸の歴史周知のため、下記リンクの通り特設コーナーを開設いたしました。そちらも併せて是非ご覧ください。


▲2024年の取組様子




