大丸有INDEX

まちづくり活動

大丸有まちづくり3団体は、各々が担う役割に従って、以下の幅広い活動を推進しています。

大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有まちづくり協議会)
まちの将来像とその整備手法・ルールを、地権者間・公民で共有


◎「まちづくりガイドライン」策定
公民協調(P.P.P.)のもと、大丸有地区まちづくりの将来像を自由対等に討議する円卓会議として「大丸有まちづくり懇談会」が組成(1996年)されています。ここで合意・共有された共通の考え方やルールを「まちづくりガイドライン」として取り纏め、まちづくりの進展に合わせて更新を重ねています。その結果として、民間のコミットメント、行政の施策反映が一致して、確実な実現とスピードアップを可能にしています。

◎都市政策・機能・整備・運営・プロモーションの協議・推進
地権者企業・団体が部会活動に参加して、大丸有まちづくりの全体構想・行政連携、都市機能の多様化・高度化、ハード面からの構想・整備、ソフト面からのエリア運営・PRについて協議し、その実現に協働して取り組んでいます。
◎防災の取り組み
関東大震災に際し救護拠点の役割を担った大丸有では、2002年、エリア内の企業等により「東京駅周辺防災隣組」が設立されました。現在は千代田区の地域協力会として、毎年帰宅困難者支援対策訓練等を実施しています。2015年3月には改正都市再生特別措置法に基づく「大手町・丸の内・有楽町地区都市再生安全確保計画」が公民連携により策定され、その計画を着実に実行していく組織の立ち上げも進んでいます。

◎スマートシティ化の取り組み
大手町・丸の内・有楽町地区は、都心における最先端のスマートシティの構築により、東京・日本の国際競争力向上を目指していきます。
スマートシティを『大手町・丸の内・有楽町地区まちづくりガイドライン』に示されたまちづくりの目標を達成するための手段として捉え、産・官・学・エリアマネジメント団体が協働・協創し、新技術や都市のデータを活用することで、「都市機能のアップデート」と「都市空間のリ・デザイン」を実現したいと考えています。

◎まちづくり情報誌「On!」の発行
大丸有のまちづくりを広く知らせて愛着を持って頂くために、エリア情報を発信する情報誌「On!」を年 2 回発行、無料配布しています。大丸有地区で働く人々や有識者へのインタビューをはじめとし、就業者・来街者がまちを一層楽しめるイベントやおすすめスポット、エリアのグルメ紹介など、役立つ情報を広く発信しています。(大丸有地区のビルを中心に配架)

大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)
エリアの活性化やコミュニティ形成を推進


◎公的空間活用
潤いある交流の場として公的空間の整備を進めてきた丸の内仲通り、行幸通り(地上・地下)、大手町川端緑道、千代田歩行者専用道第5号線が、2015年3月に国家戦略道路占用事業の適用区域に指定されました。日常の憩いの空間としてだけでなく、イベント、オープンカフェなど空間活用の幅が広がっています。2019年からは、丸の内仲通りの将来的な活用手法を検証する社会実験「Marunouchi Street Park」を実施し、道路の新たな使い方にチャレンジしています。

◎エリアマネジメント広告
街路灯柱のフラッグ、街区案内サインに掲示するポスター等の広告媒体を活用し、エリアの賑わいづくりを行っています。街の美観向上のためのルールに基づき、エリアの景観を守り、一体感のある快適な街路空間を創るとともに、広告掲出料としての収入は、様々なエリアマネジメント活動の財源となっています。

◎丸の内シャトル
エリア企業の協賛金により運営される無料巡回バス「丸の内シャトル」は、大丸有エリアを一周40分のルートで 8 時から20 時までの間、約15分間隔で運行されています。2002年以来、通勤からエリア内移動まで、人々を運び続ける地域の足となっています。


◎MICE事業の推進
2017年4月に「都心型エリアMICE※」の誘致促進を目的に、大丸有地区におけるイベント開催のワンストップ相談窓口として「DMO東京丸の内」を組成。リガーレを事務局に、会員団体が一体となって情報発信に努めるとともに、エリア全体でまちの“おもてなし力”を高め、行政と連携してグローバルなMICE誘致促進に取り組んでいます。
※MICE:Meeting、Incentive、Conference または Convention、Exhibition の頭文字を取ったもので、大きな集客効果を望めるビジネスイベントの総称


◎アート連携の推進
アートが育つ街は、新しい経済が育つ街。「アーティストがいる街」を目指し、ビジネス街とアーティストとの交流から、これまでにないイノベーションを起こす都市活動「アートアーバニズム」を推進。有楽町を拠点とするパイロットプログラム「有楽町アートアーバニズム(YAU)」をはじめ、丸の内仲通りに掲出するフラッグのデザイン制作など、リガーレの自主事業においてもアーティストとの協業を進めています。

大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)
持続可能な社会の実現をリード


◎3×3Lab Future
大手町の交流・活動施設。自宅でも会社でもない第3の場所「サードプレイス」として、サステナビリティの3要素「社会」「環境」「経済」をテーマにプロジェクト等を実施しています。業種業態の垣根を超えた交流促進の他、様々な社会課題解決に関するセミナーやワークショップ等を開催。高い創造性をもつコミュニティを形成し、未来につなぐビジネス創発に取り組んでいます。


◎丸の内プラチナ大学
学生からビジネスパーソンまで全世代が混ざり合いながら、社会課題やキャリアなど今話題のテーマについて参加者同士で学び、自分のキャリアアップのみならず、社会還元できる人を目指すプログラムです。創造性を高め、人や地域とつながることで組織での活躍のほか、起業や地域・社会貢献など様々な可能性を広げます。


◎地域連携
地域課題に対する都市と地域の関係性づくりにおいて、その主要なリソースとなる「食と農」「人材交流」「ワーケーション事業」に関する取り組みを様々な地域と連携して実施しています。日本全国の地域が抱える課題や潜在的価値を考え、地域の発展や新たな魅力づくりを目指す「逆参勤交代プロジェクト」のほか、関係人口の創出・拡大を目指すイベントの開催等を通じて、多様な交流促進や産業成長支援を推進しています。

◎大丸有シゼンノコパン
スペシャリストと共に様々な自然を観察し、新しい発見に出会うネイチャープログラム。皇居からつながる大丸有地区の自然を通じて、人と人、人とまちがつながり、新しいコトを見つける場として、未来のコミュニティづくりを大丸有の企業と連携しながら推進しています。

◎エコ結び
大丸有地区のエコ結び加盟店舗での支払いをSuica・PASMOにすることで、支払額の1%がまちづくりや環境貢献活動支援の基金となる、新しいかたちの環境貢献活動です。基金の使い道は毎年審査検討し、サステイナブルなまちづくりに寄与するコミュニティ活動などに使われています。


◎オープンイノベーション
大企業とスタートアップ、学校、官公庁が連携して、大丸有地区におけるイノベーション創出やエコシステム形成を支援するプラットフォーム「TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)」を運営。5,000の事業所・35万人の就業者が集まる大丸有地区の立地的特徴を活かし、大小問わず様々なステークホルダーをつなげ、これからのビジョンを共に描くパートナーの役割を担う