ベースフラッグ・プロジェクト POLYPHONIC REFLECTIONS(ポリフォニック・リフレクションズ)
2022年05月19日
NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会(以下、リガーレ)は、2022年5月20日(金)より大手町・丸の内・有楽町(以下、大丸有)地区にて、TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH PROJECT*¹(以下、TPR)とのコラボレーションによる新しいベースフラッグPOLYPHONIC REFLECTIONS(ポリフォニック・リフレクションズ)を掲出します。
丸の内仲通り、大手町仲通りおよび川端緑道の街路灯へのフラッグ広告掲出の手続きを行うリガーレでは、広告が出ていない時期にリガーレとして、大丸有地区の賑わいや景観形成のために掲出するベースフラッグの制作に取り組んでまいりました。
2018年に第1弾として、来街者や就業者が持つ多様な視点をテーマにしたフラッグを、2020年には第2弾として、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除後、大丸有エリアに戻ってきた人々にメッセージを発信するフラッグをそれぞれ掲出いたしました。今回のアートフラッグはその第3弾となります。
アートフラッグは、大丸有エリアのまちづくりを20年間推進してきたリガーレが大切にする、まちづくりへの想いや価値観を踏まえて、アーティスト達が表現する「言葉」と「写真」の2つの要素で構成されています。大丸有エリアを訪れたさまざまな属性の人たちから発せられた言葉から抽出した多声的(ポリフォニック)なワードと、このエリアの建築、空間、人々や一瞬の光の姿をとらえた写真がフラッグを舞台として響き合い(リフレクション)、街路に新たな風景を立ち上げます。
TPRがアートフラッグに採用した写真は、写真家・村田啓*² 氏が大丸有という特徴的な都市空間の中で起こる様々な現象や状況をグラフィカルに撮影した数千枚の写真からセレクト。言葉は都市研究コレクティブ・A NEW SCALE*³が大丸有エリアに普段馴染みのない職業や社会的属性の6名とともにフィールドリサーチを実施する中で生まれた、新鮮な観点を持つ彼らの言葉から抽出・編集しました。
またフラッグデザインは、デザイナー・石塚俊*⁴ 氏が写真と言葉、リガーレのロゴが全体で1つのビジュアルを表すよう意図し、常に街の中で風になびいていることを想定しデザインしています。
アートフラッグを設置することで、大丸有エリアで働く人々や、ショッピングや娯楽を楽しむ街ゆく人々の感性や好奇心を駆り立て、それぞれの内面に新たな「気づき」や「発見」を生み出すことを通じて、豊かな社会活動や都市生活を送るきっかけをもたらすことを目的としています。
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