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PRESS RELEASE

オフィス街で“伝統的な江戸の情緒”を現代に アップデートする「江戸にひかり大丸有」を今年度も開催!

2025年06月26日

大丸有江戸情緒創出推進協議会(構成団体:大丸有エリアマネジメント協会、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、三菱地所株式会社)を主催とする大手町・丸の内・有楽町エリア(以下、大丸有エリア)にて、伝統的な江戸の情緒を現代にアップデートした景観を創出する取組である「江戸にひかり大丸有」は、2024年度に東京都が実施する「江戸情緒あふれる景観創出事業」の採択を受けてスタートしました。
※2024年度実施の様子

本取組では、国内外の旅行者が何度でも訪れたくなる、深い歴史を持つ文化都市を目指すことを目的に、現代のオフィス街では見えにくくなった江戸時代からの歴史に焦点を当て、伝統的な江戸の情緒と景観を現代にアップデートして、様々な江戸・和に関連するコンテンツを継続的に展開しています。
「江戸にひかり大丸有」の一環として本年度も継続的に実施する2つの取組「和あかりの路」と「江戸藩邸仲通り」についてご紹介します。
また、徳川家康による江戸城下の壮大な都市計画にはじまり、まちの礎を築いた277年におよぶ大丸有エリアの江戸の歴史周知のため、下記リンクの通り特設コーナーを開設いたしました。そちらも併せて是非ご覧ください。
大丸有の江戸時代の歴史

1.和あかりの路

   

 

 

 

<実施概要>
【名  称】 「和あかりの路」
【実施場所】 行幸地下ギャラリー (東京都千代田区丸の内一丁目 行幸通り地下空間)
【実施日時】 6:30~24:30にて常設展示 ※行幸地下通路開放時間帯
※他催事等により行幸地下ギャラリーを使用する際は、告知なく一時撤去・再設置を行う場合がございます。
※「和あかりの路」常設展示の終期については未定となります。
【実施内容】 東京駅前に位置する全長220mの「行幸地下ギャラリー」のウィンドウに和傘・竹細工を展示。伝統技術を継
承する工芸作家の共演により、現代の機能的な地下空間で、和の情緒を感じさせる色彩鮮やかな和傘照明
による演出を行い、慌ただしい日常の中に通勤者・来街者の心を和ませる光景を創出。ギャラリー内では和傘製作を手掛けた湘南和傘英遊の杉崎氏の作品の解説パネルを掲出中。自由な発想で見る人の感性を揺さぶるデザインに込められた想いをご覧ください。
※和傘デザイン解説パネルはこちら
また、昨年度「江戸にひかり大丸有」の期間中も実施した「~こころにあかりを灯す~インスタフォトキャンペーン」への応募作品の一部を「和あかりの写真展」として掲出しております。期間中は274件の投稿をいただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
【主  催】 大丸有江戸情緒創出推進協議会

【作品製作者紹介】
杉崎英紀 氏 (和傘照明製作者)
1968年神奈川県⼩⽥原市⽣まれ。⼤学卒業後、⼩⽥原市役所に15年8ヶ⽉勤務。 旅先で今は亡き和傘職⼈の作る和傘に感銘を受け、全国的に和傘職⼈が減少していることを知り、⽇本の伝統⼯芸の灯を絶やしてはいけないと、公務員を辞めて和傘の道に進み、2009年に湘南和傘英遊を⽴ち上げる。伝統的な和傘に加え、⾃由な発想のデザインで⽇常でも使える“湘南スタイル”で⾬の⽇が待ち遠しくなるような和傘を、全て⼿作業にこだわり制作している。和紙を通した穏やかな灯りを楽しめる和傘⾏灯の演出では、和傘を作る⼯程で⽣まれる和紙の端切れを⽤いたオリジナルの Mottainaiシリーズが⼤きな注⽬を集めている。また、和傘ランプシェードのワークショップでは⽇本の“ものつくり”を体験できると国内外の参加者に⼈気で、和傘を通じて活動の幅を広げている。
公式HP

 

 

 

 

 

 

 

 

石井友子 氏 (竹作品制作者)
1990年東京生まれ。
現在熱海市網代在住で、竹を使ったアート作品や竹雑貨・竹オブジェの制作活動中。
2020年まで建築業界で働いた後、竹細工の道へ。
2021年~大分県の竹工芸訓練センターで学んだ後、竹造形家の川島茂雄氏の下で修行し、2022年に自身の竹細工ブランド「tomboo」を熱海で立ち上げた。竹の自然な美しさや持続可能性を生かしながらインテリアやアート作品として展開。NPO法人熱海キコリーズ所属しながら地域の竹林保全にも貢献しており、伐採された竹を使って竹灯りイベントを開催したり、地域活性化にも従事。竹を使ったワークショップも実施し、子どもから大人まで参加できる体験型イベントを行うことで放置竹林の活用方法を広めている。
Instagram

 

 

 

 

 

 

 

2.江戸藩邸仲通り
今年度の「江戸藩邸仲通り」では、大手町仲通りの街路灯に大名家の家紋・和柄バナーフラッグを掲出しています。江戸時代最後の大政奉還時に、大手町仲通りや丸の内仲通りの各ビルの場所に実際に屋敷を構えていた大名家の存在と歴史を知っていただくため、その位置の街路灯フラッグにそこに住んでいた大名家の家紋を掲出することで、時間と共に消えてしまった歴史の記憶を、現代の都市景観の中で知る楽しみを来街者へ提供する企画です。
<実施概要>
【名  称】 「江戸藩邸仲通り」
【実施場所】 大手町仲通り
【実施日時】 外部広告等によるフラッグ使用がない期間のべースフラッグとして掲出
【実施内容】 大手町仲通りの街路灯に大名家の家紋・和柄バナーフラッグを掲出。
【主  催】 大丸有江戸情緒創出推進協議会

 

 

 

 

 

 

 

■和ルミネーション開催告知(主催:和ルミネーション実行委員会)本年で8回目を迎える大手町の新たな風物詩である和傘行燈のイルミネーションイベントである「和ルミネーション」。2017年夏に「丸の内朝大学」で出逢った6人で、大手町の賑わい創出と歴史の発信を目的に開始しました。
和傘職人と共に築き上げた本イベントのコンセプトは「まちに灯りを」。和傘と行燈の心落ち着く和のライトアップを通じて、行き交う人々がまちの歴史や文化を体感できる空間を紡ぎます。本年度は10月下旬の開催を予定しています。詳細は随時下記HPおよびInstagramにて更新いたします。

公式ホームページ

公式Instagram

 

 

 

 

 

 

■「江戸にひかり大丸有」とは

現代のオフィス街では気づきにくい、江戸時代からの歴史に「ひかり」を当て、伝統的な江戸情緒を現代にアップデートして見せる「江戸にひかり大丸有」は、忘れかけていた江戸文化の美しさを街中で発見する、
息の長い取り組みです。各種イベントを通じて、顕在化していなかった歴史や文化の周知を行います。

 

 

 

2025年1月9日(木)~3月7日(金)の期間に実施した江戸にひかり大丸有の様子

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