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PRESS RELEASE

「アートアーバニズム」のパイロットプログラム 「YAU ヤウ 」 の第2期が再始動

2022年10月14日

大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり3 団体(*1)のNPO 法人大丸有エリアマネジメント協会、三菱地所株式会社により組成された「有楽町アートアーバニズムプログラム」実行委員会は、まちがアートとともにイノベーティブな原動力を生み出す実証パイロットプログラム「有楽町アートアーバニズムプログラムYAU」(以下、YAU)の第2 期活動を10 月から再始動します。
*『YAU』公式サイト:https://arturbanism.jp/

第2 期では、前回と同じ有楽町ビル10 階にある約1,200 ㎡のオフィス空間を活用した共同スタジオを再開。
今回は特に、大学や企業、団体とアーティストの連携を積極的につくることに重点を置き、アートとビジネスの協働の可能性をさらに探求します。
第1 期の検証結果から、社会・経済との接点のなかでアーティスト支援や文化振興を進めるには、目的やターゲットが異なる複数のプログラムやお互いに影響し合う相乗効果が重要であると考え、第2 期では①アート&ビジネスのコミュニティ形成プログラム、②アートのエコシステムを実現する支援人材育成プログラム、③アートへの関心の芽を育てるスクールプログラム、の3 つを中心に実施します。

YAU は、アーティストの創造性とその営みをビジネスの街に呼び込み、アーティストとビジネスパーソン、そして企業が出会い触発されることで、都市のクリエイティビティ向上とイノベーション創出を図る「アートアーバニズム(*2)」をコンセプトとした実証パイロットプログラムです。

2022 年2~5 月に実施したYAU 第1 期(*3)では、オフィスビルの中にアーティストの共同スタジオを設置し、まちとアートについて学びを深める「スクール」や「トーク」、次世代を担う若手アーティストに専門家によるアドバイスを提供する「相談所」を展開し、アーティストがビジネス街の中で活動・交流するベースを築きました。
さらに、その成果展として「YAU TEN」を開催し、広く一般に活動を公開して交流しました。
4 ヶ月の実証期間中にスタジオを利用したアーティストは300人を超え、アーティストの創作活動や交流の場となるプラットフォームがこれまで無縁と思われていたビジネス街で成立すること、ビジネス領域との共感・協働の可能性が充分にあることが検証できました。
第1 期を踏まえ、取り組みをより一層具体化し、同エリアでアーティストと企業の協働を継続的に起こすために、両者を結ぶ接点づくりの強化や、両者をつなぐマネジメント人材の育成強化、これを日常的に運営する組織設立の必要性といった、これから実行すべき課題も見えてきました。

大手町・丸の内・有楽町エリア(以下、大丸有エリア)では、ビジネス街における「アートアーバニズム」を実践し、アーティストとワーカー・企業の交流を促進することで、都市のマインドを変え創造と革新を起こしていく先導的な取り組みを今後も進めてまいります。

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