丸の内ハニープロジェクト2025 ~活動10年目、花粉DNA分析結果をまちづくりに活かす新たな取組も~
2025年04月15日
都心ビル屋上にてワーカーによる就業前の養蜂活動を実施!
大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり3団体の内の、一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会(以下 エコッツェリア協会)が事務局を務める「丸の内ハニープロジェクト」では、4月24日(木)より今年度の採蜜活動をスタートいたします。本プロジェクトでは、特定非営利活動法人銀座ミツバチプロジェクト指導の下、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアのワーカーの方々と共に、隔週木曜日の午前8時45分より大手町ビル屋上にてミツバチの巣箱のメンテナンス作業や採蜜を8月下旬頃まで実施いたします。
今年度で10年目を迎える本プロジェクトは、すでにプロジェクトを通して採蜜したはちみつがエリアの飲食店・ホテル等で活用されており、また個人だけでなく企業としての参画も増加するなど、新たなコラボレーションが生まれています。さらに、エリアの生物多様性の保全に向けた取組として、はちみつの花粉DNAの分析を通して蜜源の調査を行い、まちの植栽の選定に活かす試みも始まっています。
丸の内ハニープロジェクトについて
2015年より「銀座ミツバチプロジェクト」と「日本工業倶楽部」の共同プロジェクトとして、日本工業倶楽部屋上にてセイヨウミツバチの養蜂活動をスタートしました。
その後、丸の内のビルを拠点に活動場所を拡大。 2016年7月より「丸の内ハニープロジェクト実行委員会」を組成し、地域の活動として大丸有エリア(大手町・丸の内・有楽町)のコミュニティ形成に貢献しています。
半径2km圏内に皇居や日比谷公園など豊富な蜜源があることから、都市において上質なはちみつづくりを実現。2024年度は約500kgのはちみつを採取しました。
本プロジェクトにより、都市養蜂を通じたコミュニティを築くとともに、エリアの豊富な自然と共生する環境都市、健康都市を目指しています。
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エリアの飲食店・ホテル等とのコラボレーション
採蜜したはちみつは、エリア内の飲食店やホテルでの食材への活用、マルシェでの販売、そしてはちみつ専門店や手土産品店とのコラボレーションによる商品化が進んでいます。
丸の内はちみつを利用した商品は、現在以下の店舗でご購入いただくことができます。
自然共生に向けた取組
ミツバチがどのような植物の花を蜜源としているのかを調査するため、はちみつ中に含まれる花粉のDNA分析を実施しています。昨年度の採蜜活動期間中(2024年4月~8月)に採取したはちみつの分析を実施したところ、季節によって蜜源としている植物が大きく変化していることが分かりました。
今後は、このような調査結果を活用して、ミツバチをはじめとしたポリネーター(※)の食糧が少ない時期に蜜源となる植物を選定、まちの植栽に反映するなど、エリアの生物多様性保全に向けた取組を検討しています。
※ポリネーター:ミツバチやチョウ、甲虫、鳥類などの花粉を運ぶ生物のこと。植物の受粉に重要な役割を果たす。
(参考:World Bee Dayに因んだイベント)
5月20日のWorld Bee Day(世界ミツバチの日)に因み、養蜂に関するイベントを開催いたします。
丸の内ハニープロジェクトでは、採蜜活動以外にもイベントやセミナーを通し、ポリネーターや生物多様性について学ぶ機会を提供するとともに、都市養蜂の認知度・イメージ向上を図っています。
詳細:https://ecozzeria.jp/events/env/noenhachikatsu-250520.html
【日時】 5月20日 (火) 10:00-14:00 (入退場自由)
【場所】 大手町ビル屋上 ※雨天時は大手町ビル7階ラウンジで実施
【主催者情報】
共催:丸の内ハニープロジェクト実行委員会
The Edible Park OTEMACHI by grow
協力:ゲラン株式会社、大丸有 SDGs ACT5
後援:千代田区
【内容】 ミツバチ・養蜂活動に関する展示、はちみつの食べ比べ、屋上農園体験、じゃがいも×ハニーの試食
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